1日目:イスタンブール到着、トプカプ宮殿へご案内。(火曜日は休館のため、アヤソフィアにご案内)トプカプ宮殿は15~19世紀にかけてオスマントルコのスルタンたちの居住宮殿でした。こちらでは宝石、クリスタル、銀、陶磁器、スルタンの衣装、そしてスルタンの妃たちが暮らしたハーレムがご覧になれます。
トプカプ宮殿の後は、通称地下宮殿として知られるイェレバタンにご案内します。その後はグランドバザールでお買い物をお楽しみ頂いたあとイスタンブール市内のホテルにお連れします。

Istanbul St. Sophia
2日目:コンスタンティノープル競馬場を訪れ、テオドシウスのオベリスク、蛇の柱、ヴィルヘルム2世のドイツ式噴水などをご案内します。ここは古代ローマの時代に競馬場として使われた場所です。
次はスルタンアフメット1世のために建てられたブルーモスクへお連れします。こちらはトルコ有数の美しいモスクの一つで6本のミナレットがそびえたち、20,000枚のイズニック式タイルが使われていることが特徴です。
モスク見学の後はミニバンに乗り込み、エキゾチックな香りが漂うスパイスマーケットにご案内します。こちらではスパイス、ドライフルーツ、ナッツの他に思い浮かべるもの全てが手に入ります。黒海へ向かうボスポラスクルーズは10:35に出発します。船の上からはドルマバフチェ宮殿をはじめチュラーン宮殿、ベイレルベイ宮殿など大理石でできた美しい建物をご覧になれます。ボスポラス海峡のヨーロッパ側とアジア側を行ったり来たりしながら、オスマン時代の豪邸、城、漁村などの景色をお楽しみください。
私たちは黒海近くのサルイエルで船を降り、車でビザンチン芸術の至宝アヤソフィアへお連れします。アヤソフィアはユスティニアヌス1世によって建てられ、1000年以上の間世界で最も大きな建物として君臨していました。ここでは大きなセントラルドームと入り組んだタイル細工を見ていきましょう。
その後はイスタンブールで最も大きなモスクであるスレイマニエ・モスクを訪れます。こちらはオスマンのミケランジェロとして知られる建築家ミマール・スィナンの最高傑作として知られています。ここではまたスルタン・シュレイマン大帝とそのウクライナ人妻ロクセラーナの墓を訪れます。イスタンブール市内にて1泊。
3日目:アンカラへの460キロの道のりのため早朝出発。アンカラ到着後は近代トルコ建国の父と呼ばれるアタチュルクの大霊廟を見学します。次は15世紀のキャラバン跡に建つアナトリア文明博物館を訪れ、アナトリアという土地に住んだ数々の民族や彼らの歴史について学びます。その後はカッパドキアに向けて出発し、このおとぎ話のような土地には夕方までに着く予定です。ウチヒサール村に着いてからは私のホテルにお連れし、美味しい地元のワインやフルーツカクテルで歓迎いたします。ホテルのテラスからは美しいパノラマの景色が広がり、夕日を見ながら乾杯できることでしょう。

Cappadocia
4日目:カッパドキア観光初日はシナソスという古い村を訪れ、1923年にマケドニアからこの地へ移住してきた地元の人たちの話を聞きます。ここではアイオス・ヴァシリオス教会を見学しゴメダ渓谷を歩きます。その後ダムサまで歩き、小さなダムの見学をしたあと、1914年に建てられたジェミル教会を訪れます。次は岩の中に掘られたケスリック修道院を見に行きます。こちらは今では廃墟となっていますが、一時期は世界中にキリスト教を広めようとした修道士たちが住んでいました。当時多くの人は読み書きすら出来なかったのでこれは簡単なことではありませんでした。その為修道士たちは岩でできた修道院の内装に、聖書の逸話に基づいた美しいフレスコ画を描きました。難しい聖書を読み解きながら人々にキリスト教をすすめるより、この美しく分かりやすい絵を見せながら説明するほうがずっと簡単だったからです。これがこの地にたくさんのフレスコ画に彩られた教会が点在する理由です。
ソアンル峡谷もまた昔キリスト教の修道士たちが住んでいたところです。ここではオフロードを運転しサンタバーバラという古いキリスト教の教会を訪れます。誰からも忘れ去られたような土地に建つこの教会の中もまた美しいフレスコ画で飾られており、キリストの人生の出来事を描いています。
次にMAZIという地下都市を見学した後、ローズバレー渓谷へ行きトレッキングしながら大きな岩窟教会などを見学します。昔の修道士たちはこうして地下に隠れて、当時禁止されていたキリスト教を信仰したのでありました。帰りはカッパドキアの夕日が見える絶景ポイントにお連れします。カッパドキアにて1泊。
5日目:今日はカッパドキアの最も素晴らしい場所にお連れします。パサバグ、ゼルヴェ渓谷、ギョレメ渓谷などの最も美しい岩窟教会にご案内します。特にりんご教会、蛇教会、サンダル教会、バックル教会などは特に必見です。
この日はアバノスでトルコで最も長いクズルウルマク川を橋の上から渡ります。アバノスではまた13世紀のセルジュークトルコ時代に作られたサリハン隊商宿を訪れます。その後はイスタンブールに向けて出発するまえにバイラムハジュ温泉に立ち寄り、旅の疲れをとります。帰り道の途中には中世に哲学家と詩人として名を馳せたHaci Bektasの教会を訪れます。この教会ではたくさんのものが展示されていますが、中でもケスクルと呼ばれる「物乞いのコップ」が有名です。これはイスラム教の托鉢僧によって使われていたものです。この日は空港から4時間離れたところにあるボルという町で一泊します。
6日目:この日はイスタンブールまで行く途中に、街のはずれにあるカルタゴの大将ハンニバルの墓にご案内します。彼はここで自決しました。このあとボスポラス大橋を通ってアタチュルク国際空港へお連れします。ここにて解散。